岩室温泉 ほてる大橋 ペレットボイラー導入のきっかけ

「今日も空気がおいしい」朝一番に起きて感じること。
岩室温泉は国定公園に隣接しており、目の前には越後平野が広がり、
後ろには越後一の宮として有名な弥彦神社のある弥彦山と多宝山が連なり、
とても自然豊かな、 空気と水に恵まれた地域である。
恵まれた環境で生活しながら働いていけることをありがたく思う。
昨今、温暖化の影響が集中豪雨が全国各地、特に都市部に多く見られる。2008年以降それらはゲリラ豪雨と名を変え、 多いときでは一日の降水量が400ミリ以上となった大雨の発生が増加している。
都市部では洪水の影響も出ており、床下、床上浸水などの被害も出ている。
そのような内容の記事を目にしたり、 新聞を見るだけでも、自分たちが生活している環境がいかにめぐまれたところであるかを感謝せずにはいられない。
新潟は全国的に降水量が多い地域ではあるが、ここ岩室では豪雨での影響はほとんど聞いたことがない。
それは国定公園である、弥彦山から角田山までの自然あふれる環境に守られていることも一因であると思わずにいられない  
ほてる大橋 館の湯は、このような恵まれた地域・環境でありながらも、 それを当たり前のように思い、何もしてこなかった・・・
「このままではいけない!」と、一人の男が立ち上がった。
それが「ペレットおじさん」こと、小林光雄だ。
彼が環境について考えたときに出会ったのが「ペレット」である。
森から出る間伐材を使って作るペレットをうまく利用できないか考えて そこで導入したのが、お湯を温めるペレットボイラーである。

 

岩室温泉 ほてる大橋 ペレットおじさんQ&A

Q1.出身地と育ちは?

私は新潟県五泉市出身です。
農家の生まれで子供のころから自然と共生し、
小学校のころは学校林の下草刈りをやったものです。
親戚には、山をたくさん所持している家もあり、
山の手入れを手伝っていたことを 憶えています。
現在の山林荒れ放題には危機感を持っております・・・

Q2.環境への取り組みとペレットへの関心は?

今から20年くらい前に務めていた会社で、
不要文書や新聞紙等、会社を挙げての リサイクル部門の担当を勤めて以来、
関心を持っておりました。
他社に先駆けての取り組みであったため、社内の理解を得られず、
理解、説得に 苦労した事を憶えております。  
またその後 古くなった天ぷら油→BDF(軽油代替燃料)製造に関わる機会があり、
この時にペレットのことを勉強し、資源的にこちらが主力になることを期待しております

Q3.ペレットボイラー導入について

当館に来てから原油の高騰によるコスト高。
国のCO2削減策へ対応等考えると、
灯油やガスから思い切ってペレット燃料に切り替えるべきとの思いが強くありました。

Q4.ペレットボイラー導入の効果は?

何と言っても近くの森林の間伐材から作られたペレットを燃やして、出た灰は
地元の土に帰すという地産地消の環境型エネルギーであることです。コスト面でも
現状の灯油より若干安くなっております。CO2の削減を達成し、結果的に森を守る
という意味でも多少貢献しているかなと思っております。

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